Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
田中 泰貴*; 森田 浩介*; 森本 幸司*; 加治 大哉*; 羽場 宏光*; Boll, R. A.*; Brewer, N. T.*; Van Cleve, S.*; Dean, D. J.*; 石澤 倫*; et al.
Physical Review Letters, 124(5), p.052502_1 - 052502_6, 2020/02
被引用回数:20 パーセンタイル:80.6(Physics, Multidisciplinary)The excitation functions for quasielastic scattering of Ne+Cm, Mg+Cm, Ca+U are measured using a gas-filled recoil ion separator The quasielastic barrier distributions are extracted for these systems and are compared with coupled-channel calculations. The results indicate that the barrier distribution is affected dominantly by deformation of the actinide target nuclei, but also by vibrational or rotational excitations of the projectile nuclei, as well as neutron transfer processes before capture. From a comparison between the experimental barrier distributions and the evaporation residue cross sections for Sg (Z=106), Hs (108), Cn (112), and Lv (116), it is suggested that the hot fusion reactions take advantage of a compact collision, where the projectile approaches along the short axis of a prolately deformed nucleus. A new method is proposed to estimate the optimum incident energy to synthesize unknown superheavy nuclei using the barrier distribution.
光岡 真一; 池添 博; 西尾 勝久; 佐藤 健一郎; Lu, J.
Physical Review C, 65(5), p.054608_1 - 054608_9, 2002/05
被引用回数:37 パーセンタイル:83.89(Physics, Nuclear)クーロン障壁近傍での重イオン融合反応が、原子核の変形や入射エネルギー,入射核の中性子数にどのように依存しているかを調べるために、Ni+Sm及びNi+Smにおける融合残留核の励起関数を測定した。実験は、原研タンデムブースター加速器を用いて行い、Ni及びNiビームを変形核Smターゲットに照射した。融合原子核Th及びThの残留核は、反跳生成核分離装置を用いて分離し、崩壊で放出される線を検出することを同定した。測定結果を、変形の効果を取り入れた理論計算と比較した結果、融合の確率が変形核への衝突の向きに強く依存することがわかった。また、中性子数が4つ多いNiビームの場合、Niビームに比べて反応確率が100倍程度大きくなることがわかった。
光岡 真一; 池添 博; 西尾 勝久; Lu, J.
Physical Review C, 62(5), p.54603_5 - 54603_9, 2000/11
被引用回数:70 パーセンタイル:93.15(Physics, Nuclear)クーロン障壁近傍の重イオン原子核融合反応において入口チャンネルでの原子核の変形が融合確率に大きく影響すること実験的に明らかにした。タンデムブースター加速器からのNiビームを変形核Smに照射し、融合核を反跳生成核分離装置を用いて測定した。出口チャンネルでの蒸発過程の影響を除くため、同じ複合核Thを生成するS+W反応でも同じ測定を行い比較した。融合確率の入射エネルギー依存性を詳しく測定した結果、変形核の長軸側から反応した場合、融合確率が大きく減少してしまうが、短軸側から反応した場合には減少が見られなかった。一般に重イオン融合反応では、融合確率の減少が見られるが、今回のように短軸側からの反応ではそれがなかったことは、大きな確率で重元素合成が可能であることを示しており、今後の超重元素合成への有効な足がかりとなると期待できる。
葛巻 剛*; 池添 博; 光岡 真一; 生田 智彦*; 浜田 真悟*; 永目 諭一郎; 西中 一朗; 大槻 勤*; 橋本 治*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 437(1), p.107 - 113, 1999/00
被引用回数:25 パーセンタイル:84.81(Instruments & Instrumentation)原研タンデム・ブースターの実験装置として1995年に設置され、重イオン融合反応実験に使用されてきた反跳核分離装置の測定効率を測定した。その結果、質量分散が-1.1cm/%のとき立体角11msr、質量分散0のとき立体角21msrが得られた。又Si+Pr融合反応を利用した効率測定では、測定結果は、光学軌道計算コードGIOSを使った結果と良い一致を示した。このことから、(1)質量分散モード=0のときが測定効率が良い、(2)計算コードを使って測定効率を正確に予測できる、ことが判明した。
村上 隆; B.C.Chakoumakos*; R.C.Ewing*; G.R.Lumpkin*; W.J.Weber*
American Mineralogist, 76, p.1510 - 1532, 1991/00
密度測定、X線回折、透過電子顕微鏡の結果に基づき、ジルコンの放射線損傷の過程と機構を明らかにした。損傷は10の崩壊/mgまでは蓄積される。損傷の第1段階では(310/mg)粒子により生成した点欠陥により結晶格子が膨張し歪められる。欠陥は地質時代を通じ一部アニールされる。第2段階では(3-810/mg)反跳核による結晶構造の破壊が進む過程である。非晶質構造も一部アニールされる。第3段階は(810/mg)完全に非晶質化した状態である。非晶質領域の密度変化は非晶質構造の変化を表している。Pu入りの人工ジルコンとの比較から照射率による損傷機構の変化はないことがわかった。